- いんじ
- I
いんじ【印地】(1)「印地打ち」の略。(2)中世, 「印地打ち」を得意としたあぶれ者。IIいんじ【印字】(1)タイプライター・電信機やコンピューターの端末プリンターなどで, 紙やテープに文字や符号を打つこと。(2)印章の文字。IIIいんじ【印璽】天皇の印(御璽(ギヨジ))と国家の印(国璽)。IVいんじ【因地】〔仏〕「因位(インイ)」に同じ。⇔ 果地Vいんじ【婬姒】遊女。 女郎。VI
「~の平生きよらを見するは, 渡世のためなり/浮世草子・永代蔵 1」
いんじ【往んじ】※一※ (連体)〔「いにし」の転〕過ぎ去った。 先年の。 昔の。 去る。「~安元三年四月廿八日かとよ/方丈記」
※二※ (名)〔※一※の名詞化〕過去。 昔。VII「~を尤(トガ)めずと申す事候へば/太平記 38」
いんじ【淫事】情事に関すること。 みだらな行為。VIIIいんじ【淫辞】みだらなことば。IXいんじ【陰事・隠事】秘密のこと。 かくしごと。 秘事。Xいんじ【韻事】詩文を作るなど, 風流な事柄。XI「風流~」
いんじ【韻字】(1)和歌で, 一首の末に置かれる言葉。(2)連歌・俳諧で, 句のとまりのこと。(3)漢詩で, 韻脚に用いる字。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.